interview
未経験でも大丈夫みんなで成長できる職場で誠実な介護を目指そう
01 人と関わる仕事に就きたかった
大学時代、保育士になりたかったと聞きました
私には年の離れた弟や親戚がいて、幼少期は一緒に遊んだり、時には面倒を見たりすることもありました。 彼らと一緒に過ごすのはとても楽しく、次第に「人と関わる仕事に就きたい」と思うようになったんです。 でも、残念ながら保育士としての就職活動は上手くいきませんでした。 そこで大学の先生に相談したところ、介護の仕事を勧めていただきました。

確かに「人と関わる仕事」という点で共通していますね。介護の仕事に就く決め手は何だったのでしょうか?
大学生を対象とした合同企業説明会にて、当法人の岩本理事長に会ったことです。 特に印象に残ったのは、「『ありがとう』を大切にしている」という言葉でした。 実際に山口県下松市のほしのさとを訪ねて見学したときも、スタッフ一人ひとりが、生活しているご利用者の目線に合わせた丁寧なコミュニケーションをとっていました。 ご利用者への尊敬を忘れずに接している姿に感銘を受け、ほしのさとで働くことを決めました。
02 信頼関係を築き、リラックスして過ごしてもらう
これまでにどのような仕事を経験してきましたか?
当法人には、特別養護老人ホーム、デイサービス、居宅介護支援など、様々な介護サービスを提供しています。私が最初に担当したのはデイサービスです。その後も介護職として、特別養護老人ホームや訪問介護の仕事に携わってきました。
いわゆる「在宅」と「施設」の両方を経験されているんですね。
どちらも、ご利用者やご家族と信頼関係を築くことに変わりありません。ただ、信頼関係の築き方は少し変わると思います。 訪問介護の場合、ご利用者が生活している場所にお邪魔させていただくので、ご利用者の生活習慣や日々の過ごし方を理解する必要があります。一方で、ご利用者が当法人の施設を利用される場合は、ご利用者の緊張をほぐすことから始める必要があります。私たちにとっては馴染みの場所でも、ご利用者にとっては構えてしまうもの。いつでも、どんな場所でも、リラックスして過ごしていただけるよう心掛けています。
03 「尊厳を大切にする」とは?
ほしのさとの皆さんが大切にしていることを教えてください。
当法人が掲げている、「敬愛」「誠実」「奉仕」という理念ですね。ご利用者の尊厳を大切にしながら、より良い介護ができるよう努めています。
「尊厳を大切にする」とは、具体的にどんなことなのでしょうか?
その方らしく生活いただくことだと思います。極端な話ですが、お世話をするという感覚だと、「してあげる」というスタンスになってしまいます。そういった態度が続くと、次第に横柄な振る舞いも出てきてしまうでしょう。 ご利用者は、私たちにとって人生の大先輩です。日々接している中で、学ぶことがたくさんあるんですよね。常に尊敬の気持ちを持ちながら、楽しく賑やかに過ごしてもらいたいです。

04 看取りケアは、
最期の瞬間だけのものではない
ほしのさとでは、看取りケアを大切にされていますね。
どんな特別養護老人ホームでも、ご利用者の看取りを避けて通ることはできません。ほしのさとでは、スタッフ全員が「ご利用者が入居されたときから、看取り」という意識を持つようにしています。お亡くなりになる最期の瞬間だけが看取りではありません。そのときだけ特別なことをするのではなく、日常生活の中で、その方らしくいていただけるようなケアを目指したいと思っています。
ご家族からも感謝されることが多いと聞きました。
ここ数年はコロナ禍だったので、ご利用者とご家族が面会できる機会は限られていました。感染拡大防止のためにやむを得ない部分もありますが、やはりご不便をお掛けしたように思います。 ですが最期の時間は、ご家族と一緒にゆっくりお過ごしいただきたいと考えています。ご家族も宿泊できる専用の個室を整備し、ご利用者、ご家族の希望に合わせた看取りケアに努めています。
05 スタッフ同士の連携を密にする仕組みづくり
今後の目標を教えてください。
現在は主任という役割を任せてもらっていますが、スタッフ同士の連携をもっと深めていけるようにしたいですね。色々な方が入居されていますので、時にはトラブルが発生したり、クレームが寄せられたりすることがあります。 こういったネガティブな状況を、少しでも改善に向けて努めていくためには、スタッフ同士の連携が欠かせません。日頃の状況、変化、気付いたことなどを常に共有しながら、介護の質を上げていきたいと思います。
スタッフ同士の連携を密にしていくために必要なことは何ですか?
相談しやすい環境をつくることだと思います。ほしのさとのスタッフ一人ひとりは真面目で、仕事に対して強い思いを持っています。スタッフの思いを理解し、良いところを生かしていけるようにしたいですね。 ほしのさとでは、コミュニケーションを円滑に進めていくためのシステムも積極的に導入しています。スタッフ同士の連携はChatworkを利用し、ご利用者の状況を頻繁に共有するようにしています。「チャットに書いてあった件、少し相談できますか?」など、話し掛けるきっかけにもなりますね。
06 みんなで一緒に成長できる職場
最後に、これから仲間になる方へのメッセージをお願いします。
ほしのさとには、頼りになる先輩スタッフがたくさんいます。未経験の方でも、先輩スタッフがフォローしながら仕事に取り組めるので、安心して働けると思います。
ご自身も未経験からスタートしたので、説得力がありますね。
私自身がたくさんのことを教えてもらいましたし、仕事でもフォローしてもらいながら成長することができました。その恩を、新しく仲間になっていただける方にも返していきたいと思っています。 ほしのさとは、自分だけで成長していくのでなく、みんなで一緒に成長できる職場だと感じます。ほしのさとの理念に共感し、ご利用者に敬意を示していただける方の応募を心からお待ちしています。