特別養護老人ホーム
施設のご案内
特別養護老人ホーム(山口県下松市)
従来型個室
TEL | 0833-45-3100(音声案内3番) |
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定員 | 63名 |
居室タイプ | 多床室(4人部屋)×13室(一部ショートステイ併設)/従来型個室18室 |
ご入居対象者 | 要介護3以上の方 |
■標準設備
ベッド・タンス・エアコン・洗面台
4人部屋
TEL | 0833-45-3100(音声案内3番) |
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定員 | 63名 |
居室タイプ | 多床室(4人部屋)×13室(一部ショートステイ併設)/従来型個室18室 |
ご入居対象者 | 要介護3以上の方 |
■標準設備
ベッド・タンス・エアコン(共有)・洗面台(共有)
※準個室化によるプライバシーの確保
地域密着型特別養護老人ホーム(山口県下松市)
ユニット型個室
TEL | 0833-45-3100(音声案内4番) |
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定員 | 20名 |
居室タイプ | ユニット型個室 20室 |
ご入居対象者 | 要介護3以上で下松市に居住されている方 |
■標準設備
ベッド・タンス・エアコン・洗面台
医行為に関するご注意
特別養護老人ホームは介護保険に基づく老人ホームです。医療機関と異なり、医療機器の設備は十分でなく医師も常駐しておりませんので、下記のような一般的な学校の保健室と同程度の医行為の体制しかございません。
- 医師は協力医療病院から配置医師として週3数回健康診断にまいります。
- 看護職員は朝8:30から夕刻18:00頃までの間のみ常駐致しております。(夜間の緊急時は看護職員のオンコール待機にて対応します)
- 協力医療機関(協力病院)への外来受診の通院介助を致します。
- 処方箋に基づく服薬の管理を致します。
※治療や医療行為(医療管理が継続して必要な方、常時点滴、透析など)が必要な方は申し訳ございませんが当老人ホームのご利用はご遠慮いただいております。
特別養護老人ホームでは、ドクターメイト株式会社の夜間オンコール代行サービスを契約し、24時間医療相談できる体制を整えており、夜間中もオンライン等で医療面に関しての専門的なアドバイスをもとに対応しています。
地域密着型特別養護老人ホームご利用方法
下松市内に居住されている方が対象
要介護度3以上の介護保険証をお持ちの方がご利用になれます。
ほしのさと:0833-45-3100(音声案内後 9番)までお申込み下さい。
ご入居申込順に関するお願い
平成15年4月より厚生労働省の指示に基づいて、特別養護老人ホームが入居希望者を受け入れるにあたって施設介護サービスを受ける必要が高いご希望者を優先的に入居させるよう努める方針が打出され、これに伴い山口県に於て「山口県特別養護老人ホームの入所に関する指針」が制定されました。
特別養護老人ホームほしのさとはその指針に沿った規程を定め入居お申込の取扱いを行うことによりご入居取扱に於ける透明性、公正性を確保し、介護保険制度の趣旨に即した施設介護サービスが円滑に出来るよう努めています。
また、以上のことから入居申込を頂いた順番では無く、特別養護老人ホームの入居の必要性・緊急性が高い方からのご入居となります。ご理解いただけますようお願い申し上げます。
入居申込のご相談はこちらへお電話下さい。
ほしのさと:0833-45-3100(音声案内後 9番)(受付時間9:00~17:00)
3つの取り組み
- 学習療法
- コンチネンスケア
- 看取りケア
ほしのさとでは、ご利用者が人生の最期に、大切な人へ「ありがとう、さようなら」が言えるように、人としての可能性を最期まで信じて追及し、実現できるように学習療法を導入し実施しています。
学習療法とは?
東北大学の川島教授が最先端の脳科学の知見のもと開発した認知症の改善・維持を目指すプログラムで、スタッフと学習者(ご利用者)で簡単な読み書き、計算をコミュニケーションにとりながら実施します。学習療法を行うことで脳の前頭前野(脳の司令塔で、思考したり、意思決定や記憶をコントロールしたりする器官)が活性化し、認知症の予防、改善を図ります。
スタッフは誰でも実施できるのか?
学習療法を実施するスタッフは、「学習療法実践士」の資格の取得が必要です。
施設内で研修を受講し、3カ月以上の実務経験を経て、取得できます。ほしのさとでは8割以上のスタッフがすでに実践士の資格を取得しており、日々交代しながら学習療法の実施をしています。
学習療法の期待される効果は?
脳が活性化することで、ご利用者の表情が豊かになったり、生活に意欲的になったり、コミュニケーションが円滑にとれるようになります。また、学習療法の効果や気づきをご入居者に関わるスタッフ全員で共有することで、日々のケアやリハビリ、関わり方に活かしていくことができます。
ほしのさとの事例
ご利用者
例1. 意思決定することが苦手であったW様
→こっちが飲みたいと選ぶことができるようになった。また、自ら言葉を発することは少なかったが、職員、他入居者に自ら挨拶をされるようになってきた。
例2. 物事に集中することが苦手だったT様
→学習をしている間、集中することができるようになった。普段の生活の中でも少しずつ集中して何かを行うことができるようになっている。
スタッフ
教材を介してスタッフとご利用者のコミュニケーションが深まります。元々コミュニケーションを図る事が苦手だったスタッフも学習療法の実践を通して、自分からコミュニケーションを図ることが出来るようになりました。
コミュニケーションが深まる事で、お互いの笑顔も増えました
なぜ、ほしのさとは学習療法を実施しているのか?
ご利用者の生活の質(QOL)を高めることで、認知症によって一旦失ってしまった「その人らしさ」を、学習療法を通じて再び取り戻してほしいという思いからです。毎回関わったスタッフが学習療法で実施した内容、ご利用者の変化や気づいたこと、コミュニケーションから得たご利用者の情報を記録し、スタッフ間で共有して、日々のご利用者との関わり方にも参考にしています。また、ご利用者の思いやしたいことを引き出し、施設での生活の中でも可能な限り実現できるようにしています。
ほしのさとでは、ご利用者に24時間快適にお過ごしいただくために、コンチネンスケアへの取り組みを、10年以上継続して実施しています。
コンチネンスケアとは?
コンチネンスケアとは、失禁を疾患としてとらえ、正しくケアすること
ユニ・チャーム メンリッケ株式会社によるとコンチネンスケアとは「コンチネンス(Continence)とは、英語で排泄のコントロールがついた状態を表す言葉で、日本語では 禁制 と訳されますが、積極的なケアを示す意味も含まれています。」と説明されています。
「高齢者だから失禁するのは仕方がない」「オムツをすることは当たり前」ではなく、失禁を疾患として捉え、お1人お1人の様々な情報を収集して分析し(アセスメント)、その方にとって快適で安楽な排せつ方法を色々な専門職種が集まったチームで検討し、その方が抱えておられる問題を早期に解決することによって、ご利用者ご本人の尊厳と生活の質を守るケアだと私たちは考えています。
実際にコンチネンスケアはどのように実施している?
スウェーデンで誕生したTENAというオムツを使用しています。世界100ヶ国以上で最も多くの方に親しまれている排泄ケアブランドです。
TENAの一番の特徴は、尿取りパッドなどを重ね使いせずに必ず1枚で使用することです。1枚で使用することで、むれやずれ、圧を最小限にし、スキントラブルの予防にも繋がります。
また、尿取りパッドを使用しないことで歩行される方の転倒のリスクを軽減できた例もあります。
外から見てもオムツをつけていることが目立たず、匂いが抑えられるため、社会での活動がスムーズにできるようになります。
よって快適に過ごしていただくだけでなくおしゃれをして外出しようという意欲も湧いてきます。つまりは生きる意欲が向上するのです。
TENA製品はパットの外側に交換表示ラインがついているので、パットを開くことなく排尿の有無や交換の判断が確認でき、何度もオムツを開けることがないためご利用者の尊厳を守ることができます。ご利用者のアセスメントに基づき平均交換回数は1日2〜3回です。お一人お一人の尿量に合った製品を使用することでご利用者は夜間のオムツ交換で起こされることなく、ぐっすりとお休みいただいています。
ほしのさとのコンチネンスケアに関しての理念
- トイレに行くことを諦めません。(寝たきりの方でも)
- できる限り刺激性の下剤は使用せず、食品やケア方法で排便を促します。(オイル、お茶寒天、ヨーグルト、温罨法やマッサージ、トイレでの姿勢等)
- 皮膚トラブルや傷になってから治療するのではなく、トラブルを起こさない予防的スキンケアを行います。
- ご利用者一人一人の状態をしっかりとアセスメントし、自然な状態で気持ちの良い排泄ができるように多職種連携をしています。
例. 両足尖足の寝たきり、オムツでの排泄をされていたI様
→トイレに行きたいというI様の思いからリハビリを行い、現在では歩行もでき、トイレでの排泄ができるようになった。
なぜ、ほしのさとはコンチネンスケアを実施しているのか?
ほしのさとでは職員一人一人が介護の専門家として、排泄に関してもご利用者の尊厳とQOLを守りながら、毎日を穏やかに安心して快適に過ごしていただくために、コンチネンスケアへの取り組みを行っています。
ご利用者ご本人やご家族の想いを尊重しながら、スタッフが日々楽しく成長できる良い職場作りも視野に入れながら運営することで、経営効率をも整えていきます。
コンチネンスケアとは、もし自分だったら、自分の大切な家族だったらどうして欲しいのか・・・を職員全員がいつも頭におきながら、お一人お一人にとっての最適なケアを目指しています。
ほしのさとでの看取りケアの合言葉
「入居された時からが看取りケア」
看取りケアとは?
看取りケアとは、近い将来、死が避けられないとされた人に対し、身体的苦痛や精神的苦痛を緩和、軽減するとともに人生の最期まで尊厳ある生活を支援することです。
ほしのさとでの看取りケアの方針は?
自然に、きれいなまま、苦しまず、その人らしく
「最期までその人らしく」を実現するために、日頃からご利用者のあらゆる情報を把握し、全スタッフで情報を共有します。看取りケアは特別なことをするのではなく、共有した情報をもとに日常のケアの延長線上でできることを実施します。また、「入居された時からが看取りケア」の合言葉のもと、ほしのさとへご入居いただいた時から最期まで、その方らしくお過ごしいただくために、あきらめないケアを目指します。
どのようにしたら、その人らしさを把握できる?
ほしのさとでは、ご利用者の苦しみやその方にとっての支えを知るために「支えを見つけるシート」を使用しています。
これは、日々のコミュニケーションの中から知り得た情報を職員間で共有し、日々のケアに活かすために記入します。看取りケアが開始となった際にはこのシートを元に穏やかな生活を支えるケア計画の作成し、日々のケアに生かしています。
食べられなくなったり終末期が近づいた場合はどのようなケアをする?
ご利用者の意思を尊重し、口を開けたくない場合には無理に食事や高栄養のものを決まった時間に提供するのではなく、その方の好みに合わせてお好きなものをお好きな時に提供します。それでも受け付けなくなった場合には、匂いを嗅いでいただいたり、目で見て楽しんでいただいたりできるように提供の仕方を工夫します。
お風呂に入ることが好きな方であれば、最期まで入浴できるようにお手伝いします。寂しい思いをされないように、職員や他のご入居者と一緒に過ごしていただいたり、そばで手足をさすったり、握ったりして安心して過ごしていただけるようにします。苦しんだり、痛い思いをされることがないように、身に着けるものや身体の向きなどにも細心の注意を払います。
また、ご家族とも一緒にゆっくりと過ごしていただける宿泊可能な専用のお部屋もご準備しております。
ご利用者様のご家族様からいただいたアンケート
ほしのさとでは、ご本人様及びご家族様のご希望に応じて看取りケアをさせていただいています。
今回はご家族様のご了解を得て、ほしのさとでお看取りをさせていただいたご利用者様のご家族様からいただいたアンケートをご紹介いたします。
ご利用者様とのお別れは、一緒に時間を過ごさせて頂いた私たちにとっても大変つらく悲しいことです。ご家族から頂いたアンケートからはご利用者様と過ごさせていただいたがえのない日々が思い出されます。
ほしのさととご縁をもっていただき、貴重な時間をご一緒させていただいたことに改めて心より感謝申し上げます。
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この3つの取り組みはどれもほしのさとにご入居された方が、
その人らしく穏やかに生活していただくためにはどれも欠かせない取り組みだと私たちは考えています。
私たちは、ご利用者お一人お一人の想いにしっかりと向き合い、
その人らしい生活していただける支援に真摯に取り組んでまいります。