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2025/01/31 スタッフブログ

介護の質を向上させる最新技術!見守りロボット「aams」導入レポート

こんにちは。施設長の増田です。今回は、2024年10月に導入したaams(アアムス)のレポートをします。

2024年10月、当法人では特別養護老人ホーム及びショートステイの90床全床にマット型見守り支援介護ロボット「aams(アアムス)」を導入しました。この革新的なシステムにより、ご利用者様の心拍、呼吸、体動、離着床、そして睡眠の状態を24時間体制で監視し、スタッフが離れた場所からでも常時見守ることが可能になりました。

「aams」導入で何が変わった? 3つのポイント

1.リアルタイムモニタリングで安心を                             aamsは、ご利用者様の体動を検知すると、即座にスタッフのiPhoneやPCに通知アラームを送信します。スタッフは、その場でiPhoneの画面から状態を確認できるため、迅速な対応が可能になりました。転倒リスクの高い方には、カメラも連動して設置し、アラート通知と同時にカメラ映像がiPhoneに表示されるため、より詳細な状況確認ができます。

2.睡眠の質向上とスタッフの負担軽減                                         夜間の訪室回数が大幅に減少したことが、導入後の大きな変化です。以前は定期的なおむつ交換や排泄状況の確認のため、ご利用者様の睡眠を妨げることがありましたが、aamsの導入により、睡眠が浅くなった状態や覚醒状態をモニターで確認できるようになりました。これにより、適切なタイミングでの訪室が可能となり、ご利用者様の睡眠の質が向上しました。同時に、スタッフの業務負担も軽減されています。

          夜勤時のaamsの確認画面(ホール中央 待機室より)
     パソコンと65型のテレビをミラーリング(コードレス)で繋いで確認しやすくしています。

3.看取りケアの質を向上                                                     看取り時のケアにおいて、aamsは特に重要な役割を果たしています。心拍などのバイタルサインを常時モニターで確認でき、異常が検知された場合は即座にアラート通知が届くため、スタッフは安心して夜勤業務に従事できるようになりました。

経営面でのメリットも

aamsの導入により、生産性向上体制加算Ⅰが取得可能となり、加算Ⅱの10単位⇒加算Ⅰ100単位に増加しました。この追加収入は、機器の導入費用の償却に充てることができます。

これからの展望

aamsの導入から3ヶ月が経過し、ケアサービスの質が大きく向上しました。ご利用者様へのケアの質が向上すると同時に、スタッフの身体的・精神的負担が軽減されたことを実感しています。今後の目標として、睡眠状態のデータを詳細に分析し、夜間の良質な睡眠を促進するための日中の過ごし方をケアプランに反映させていく予定です。

aamsの活用方法はまだ多くの可能性を秘めており、さらなるケアの質向上に向けて取り組んでいきます。この革新的なシステムの導入により、当法人は最先端の技術を活用し、より質の高い、安心・安全なケアの提供を目指しています。ご利用者様の快適な生活とスタッフの業務効率向上の両立を実現する、aamsは私たちの介護サービスに新たな可能性をもたらしています。

いかがでしたでしょうか?

今回のブログでは、当法人で導入した最新見守りロボット「aams」についてご紹介しました。介護現場におけるテクノロジーの活用は、今後ますます重要になってきます。当法人では、aamsをはじめ、様々な最新技術を導入し、より質の高い介護サービスの提供を目指しています。今後の取り組みにもご期待ください。

            設置はベッドのマットの下に敷くだけで簡単!

        

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